さて、あまりにも面白い記事を発見しましたのでその記事についての反論を行いたいと思います。左の画像は「犯罪白書」からお借りしたものです。コレを見ながらいきましょう。
テレビや新聞に「オタクや若者を叩く」時に載る白書は、「警察白書」です。「犯罪白書」ではありません。ではなぜ、警察白書ばかり使われるのか?それはもうお分かりの通り、報道する側に不都合なデータが載っていないからです。
過去10年分しか載ってませんからね。警察白書は。犯罪白書はそれ以前の若かりし自分達の犯罪まで載ってるんですから見せるハズがないですね。
今回記事を書くことになった元は、若者の交通違反、罰則による抑止よりもADHD診断が必要か?(知った場所:DAIのゲーマーズルーム様)という記事を読んだからです。そこにはこうかかれています。
以下引用
若者の傾向を見ると、小学校などで初等教育の現場で問題となっているADHD(注意欠陥・多動性障害)に通ずるものがある。
ADHDは、一つのことに集中できない・気が散りやすい、衝動を抑えきれないなどの症状を特徴とする障害。思考や行動をつかさどる前頭葉の働きが円滑にいかないことが要因と見られている。自制心の伸張など、大人になるにつれて症状が影を潜めると考えられていたが、神経伝達物質の分泌量が関係しており、成人してもADHDが改善されていないケースも多いことがわかった。
さて、またもや脳がうんたらかんたらといった内容です。つまり、事故を起こす人間は発達障害だということなんです。また、
本人が努力しようとしても抑えることができないケースが多いため、周囲のサポートや理解が必要。薬物や心理療法によって一時的に症状を抑えられることもあるが、根本的な治療法については、いまだ確立されていない。また、医師や医療機関が少なく診断や治療が難しいのが現状だ。
ともあります。つまり、運転なんかしないで病院に行け。という事なんでしょうかね。若者が嫌いなのはわかります。自分達が築き上げてきたものを若者は壊していく生き物ですからね。しかし、こんな指摘はちょっとどうなんでしょうか?
再度お見せします。
(クリックで大きくなります)
このグラフは、少年の道交違反送致人員・道路交通法違反取締件数の推移と銘打たれたグラフです。このグラフを見て何を感じますか?まさか若者が事故を増やしているなどと感じませんよね?
難解な病名や資料名、脳科学だ何だと御託を並べて若者をバッシングする。若者は悪いんだ。という固定観念があるからこそ出来上がった記事とも言えるでしょう。
拡大するとこうなります。明らかな減少傾向。
若者の起こす事故の背景にはADHDがあり、それは年をとっても改善されにくいと主張されるのであれば、今車を乗り回している中高年の中には相当ADHDが居るということになりますね。
そんな人が街を走っていたらおちおち出歩けません。治療が難しいなら免許を剥奪しましょう。そんなことになったら日本経済はガタガタになるでしょうがね。
団塊(Jr.)クオリティー!って方は是非ワンクリを~。
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