成田空港にアキバが出来たということです。私は夕方のニュースは簡略化&脚色が酷いのであまりみないんですが、今回は真剣に見ました。その結果生まれたのがこの記事です。私が取り上げるんですからモチロン一癖も二癖もありますよw
アキバ系にたこやきが成田空港に出来たそうです。アキバ系って何?アキバ系って一般人がオタクを呼ぶときの蔑称(?)なのでは?成田空港にオタクが出来たんですか?まるでホムンクルス技術ですね!と乗ってみるテスト。あんまり良く知りもしないのに流行っているからといって、アキバだなんだと言うと恥ずかしい結果になりますね。
で、出来たという秋葉原。(右)
アキハバラなのか、AKIHABARAなのか・・・。店名はこの際どうでもいいです。問題は中身です。
別にオタグッズを売っている様子は皆無。ただのオシャレな免税店です。
何この釣り番組?(;´Д`)
で、鎧兜があります。間違った日本観と間違ったアキバ観を植えつける結果になるに違いないですね。画像の真ん中になぜアキハバラ?と書いてありますが、これは、こんなものしか売ってないのにどうしてアキハバラなんですか?という意味ではなく、なぜ店の名前をアキハバラにしたんですか?という意味です。番組サイドも免税店サイドも仲良く頭がよろしくないようですね。
外国のお客様に当店を認知してもらいたい~と言い直してもらわないと困ります。別にアキバについての思い入れなんて無いようですし。日本のサブカルチャーとか言ってますが、民芸品や鎧兜のどこがサブカルチャーなんでしょうか?立派な王道じゃないですか。サブカル=下位文化=若者文化ですよ?
店名に外国人に好感触であるアキハバラを付け、中身は別に普通の免税店である辺りと、キャッチーな言葉を連発する(流行のサブカルとか言い出す)辺りからしてどうみても釣りです。つまり、売名行為です。
もし、アキバに行くことが出来なかった外国人観光客の方々が、
「アキバだって!寄ってこうぜ!」
という話の流れで来店された場合、アキバにまつわるものが何もないわけで、
「ウワサのアキバもこんなもんかよ!」
なんてことになったらどうするんでしょうね。
最近は京都と観光客を二分するアキバ。そのイメージダウンは観光産業に打撃を与えること必至です。この流れを見ていると、以前フィンランドから来たという大学教授が私に話してくれた事を思い出しました。
「3年前に来た時とアキハバラが変わってしまって悲しい。以前は、マンガやパソコンのパーツなどの店が並んでいて、いかにもゴミゴミとした欲望の街という感じがあって良かった。これはアジアの国にしかない景観だから。でも、このビルやあのビルが出来てしまって景観が変わったね。友人から聞いてはいたが、街に来る人も変わってしまって以前ほど楽しくない。まるでパリやイタリアみたいだ。
外人向けの民芸品を売っているけど、あんなのは空港に行けば手に入るし、日本の古い文化や街並みを見たければ京都に行くよ。私は古い文化よりも新しい文化が見たかったんだけど。」
この言葉に集約されていますね。アキバには新しい文化が。京都には古い文化がある。それを混同してしまうのがいけない。
アキバって名前をつければ儲かるだろって考え方の安直さ。そこに潜む弊害など彼らは知る由もないでしょう。こうしてジワジワと浸食されていくのでしょうか。
(確かに最近アキバで外人さんを見る機会が減ったような・・・一般人が増えたから見つけにくくなっただけかでしょうか?)
空港でコバンザメ商法って世も末だなって方は是非ワンクリを~。
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