誰もが何かの中毒であるとも言えます。また、その中毒症状と上手く付き合っていけない人は社会不適合者の烙印を押されてしまいますね。残念ながら私は社会不適合者です。そういった人間を狙って商売するのは是ですが、行き過ぎると否なのかもしれません。
中毒性がある物には一定の規制をかける。これはまあ原則なんですが、
あこぎ過ぎる商売への対策は皆無ですよね。
パチスロみたいな検定制度があればいい!と一概には言えないんですが、
性に対する射幸心を刺激しすぎるのはどうかと思う。
何に対して書いているかと申しますと、アイオタに対してであります。
A○B48のポスターコンプリート商法はそのいい例。中止されたそうですが、
買う人が出てきますよ。44種類ランダムで付いてくるポスターの為にどれだけCDを買い漁る奴が出てくるか。熱狂的ファンが居る以上身の破滅を引き起こしかねない。「自制がかけられない人間がいけないんだ」と、許してもいいんですが、それはどうやら世の中の流れに反するご様子。
パチンコは遊パチなどの謳い文句で、少額でも長く遊べるギャンブルからゲームに近い方へシフトさせたがってます。これは国の方針であって、店側は中毒の客から搾れるだけ搾った方がいいんでしょうが、自殺者が出てますからね。私は個人の判断に委ねたいし、店の利益も保証したい。でも、国として見捨てられないレベルの人間が居る以上、国の対応も完全に間違いとは言えない。
A○B48は一部情報によると、フォトアルバムにオマケを付けているとかで、
そのオマケとは、「2015年の招待チケット」だそうです。
このオマケを景品表示法違反ではないか?と指摘する専門家がいらっしゃるとも聞き及んでおります。景品表示法を噛み砕いて説明すると、あまりにも行き過ぎた景品を付けてはならないという法律です。
私は専門家ではありませんが、少々調べたところ景品表示法には違反しないと判断しました。しかし、2015年―つまり7年後の約束を果たして履行するのか?とぴう疑問が残ります。
・ユニットの存在があるかどうか
・7年後ユニットがあったとしてもメンバーなのか
・仮に同じでも、アイドルとしての価値低下が起こっている可能性がある
などなど、幾つかの疑問点が。
社会的な常識に乏しい若年層や、係る問題に対して無頓着な人間ならば、
景品のせいで、その商材を本当の価値より価値が高いものだと誤認する、
有利誤認表示(景品表示法4条1項2号)と判断されれば違法です。
常識的な人間を相手に商売すれば合法ですが、オタクを相手にしている場合は違法になる可能性も。ということでしょうかね。
なんか歯切れの悪い締めになりますが、「なりふり構わず商売してたら嫌われる」
という一般常識は信者には通用しません。その信者に対してその信仰が誤りであるかどうかを諭してあげる必要は平時ならありません。しかし、人生を明らかに踏み外すとなれば国が睨みを利かせる事もアリだと思います。
ここからオタク趣味は中毒だからオタク関連企業を叩き潰して、オタクを救おう!
なんて動きにはなって欲しくないんで、国に睨んでもらってもいいが、睨まれると困るジレンマから歯切れが悪くなっております。
ですが、コレだけは言えます。社会適合能力の無いダメオタは、
まともなオタを含めた社会全体に迷惑をかけてるという事。
何度も繰り返していますが、私はオタク全てに対する救世主でも、防波堤でもありません。オタクエリート論や原理主義に付き合うつもりはありません。ダメな奴はダメ。
オタクってのは釣りや旅行と同じ趣味のひとつであって、ダメな自分を守ってくれる緩衝材ではない。ダメ人間の逃げ道として高確率で利用され続けている以上、社会から奇異の目で見られることは必定。
オタとダメ人間は違うと明確に表していく事こそが誤解を解く第一歩ではないかと。
武装したり、ネットで暴れたりするのは違うぞと。
もやしもんの樹教授が、手柄を焦る長谷川研究員を諭すシーンがあります。
頭に血が上っていると感じる方は、ぜひともお読み下さい。