秋葉原の歩行者天国廃止論を唱えていた私ですが、それは目に余る軽犯罪の温床となっていたからであって、この軽犯罪が公然と許される環境が呼び水となり、この度のような重大な犯罪が起こってしまう事も危惧しておりました。オタクが問題を起こせばオタク文化の破壊に繋がりかねないからです。今回の事件は私の想定外でした。
結論から申し上げますと、歩行者天国廃止後の秋葉原は、月末の金曜以下の賑わいです。
観光客及び、家族連れは激減いたしました。見かける家族連れは大体が外国からお越しの方で、中国や韓国、西アジアなどからお越しになられている場合が多いようです。また、一般人が減ったわけですが、DQNはさほど減ったようには思えません。むしろ目立ちます。同様に、オタクも目立つようになりました。母集団が減り、2つの勢力だけが残ったわけですから当然ですかね。
今日も路地裏でタバコを嬉しそうに吸う集団やら、
(高校生っぽかったので注意してみたら捨て台詞と共に逃げられましたが)
大はしゃぎで献花台の周囲で写真を撮る輩、
(オタクっぽい人が献花や供物を奉げて手を合わす姿がそんなに面白いのか)
人を刺すマネをしながらけたたましく笑う女性たち・・・が居ましたね。
また、1時間ほど歩いたところ8度も警察車両を確認できました。パトロールは相当強化されている模様。昭和通り(ヨドバシ)~中央通りまでの路地を含めて巡回ルートのようです。人員確保も容易ではないでしょうが、今までのノルマ達成用職質などを知っているので、「ご苦労様です」と、素直に言えないのがなんとも。
ソフマップ新館側からの人通りチェック
平日の15~16時程度の人数です。
今日はサンクリ40が開催されております。その為にオタクの数が少なかったのかもしれません。もしくは、多かったとも考えられます。今日を特異日として考えるのであれば、このレポートの価値は大きく減じてしまいますが、実感としては日曜のアキバの半分以下の人出です。それどころか、3分の1以下かもしれません。マスコミ報道の力を感じます。アキバに居るのはマスコミを信じないか、関係ないか、見ない人だけ。
オタクとDQNだけなんですから。
今回のマスコミ報道は、極端なオタクバッシングには動いていないようです。事件直後のオタクと思しき人々の懸命な介抱が一種美談として取り上げられているのもどうかと思いますが、一般人は必死に携帯片手に写真を撮ったり、速報の為にやって来たテレビクルーの前でおどけて見せたかと思えば、同一人物が別のテレビクルーの前では献花する真似事をしてみたりと、人として欠陥があるのはどちらなのか明確にしてしまいましたからね。「オタク打つべし」とはなかなか報じることが出来ないのでしょう。被害者感情への配慮もあるでしょうし。
歩行者天国廃止についての意見を求められたので、テレビのインタビューを2度断りましたが、ラジオのインタビューは受けました。文化○送さんです。テレビのインタビューを受けない理由は色々ありますが、映像として世に出てしまうことですね。そして自由に脚色できる。オタクはこんな事言ってます!と、明確に言わないまでも、そういった脚色、空気作りはラジオに比べてやり易い。ラジオの場合は肉声をそのまま流すか、再編集してアナウンサーが読み上げるかくらいしかないので。悪意ある編集がなされないことを願います。
時代遅れの遺物に酷い拝金主義精神が残っているとも思えませんが・・・。
と、書くと語弊がありますね。ラジオにはラジオの良さがありますし、ラジオのハガキ職人だった私ですので、ラジオ嫌いと言うわけでもないんですよ。報道手段として古いと言いたかっただけで。「言葉のあや」だと認識してください。
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秋葉原連続殺傷事件におけるマスコミの横暴
マスコミを売るマスコミは好きです。権威に対する市民側からの抵抗がマスコミであり、そのマスコミが権威化したなら、マスコミに対する市民側からの抵抗もあってしかるべき。事実かどうかは分かりませんが、少なくともその場に警察の仕事を邪魔したであろうNNN関係者と、その男性を写真に収めようとした男性。その一部始終を写真に収めようとした方の3名は居た。マスコミの横暴許すまじ!という意識を持ったオタクが多いという証明しきれていない仮説の補強にもなる記事・・・というのは、穿った物の見方なんですよね。