シリーズアキバ

オタクを巡るモテ・非モテ論争に終止符を

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シリーズまたまたmixiからの転載です。今回はもういい加減、サブカルチャー(オタク関連)を巡って、モテ・非モテ論を戦わせるのはやめにしないか。というお話です。萌えだなんだと持ち出して、モテようとするオタやモテるオタ並びに一般人を冷遇しょうとする集団が居ますよね。彼らの言論には正当性などありませんよ。


昔、オタを巡るこの論争は不毛だとぶった切ったんですが、どうもそれに納得いかない人間が多いようですね。最近足跡は何度もつけて下さるんですが、いっこうに足跡帳を使ってくれなかったりする人が多いなあと思ったら、アンチ系の人たちだそうで。なるほどなるほど。アンチ大歓迎ですがw


さて、なぜ不毛かですが、もとよりオタクがモテないというよりも、オタクが不細工だからモテないわけです。カッコイイオタには彼女や奥さんが居ますし、合コンとか行って、オタクだと言っても引かれたりしません。


美人で頭の悪い女性が失態を犯しても、許しますが、不細工であった場合全く同じような心情になれるか。なれませんよね。イケメンならオタクでも許すという女性が多いのは事実のようです。


つまり、オタクだからモテないんじゃないぞ。と。
まずそこの事実認識から間違っているわけです。不細工やキモイ男の代名詞として「オタク」が使われているだけであって、オタクだから絶対モテないなんて事はありえないわけです。


取り敢えず、一度鏡を見てきてみなさい。貴方はイケメンですか?イケメンでファッションセンスも悪くないのにオタクというだけでモテないんですか?若しくは、出会いが無いだけで、モテなわけではないのでは?



こうやると、必死になって食い下がってくる方々がおります。

①「俺はモテないんじゃない。モテる気が無いんだ」
②「モテようとするオタクはオタク失格だ」
③「モテる奴は例外無しに皆バカだ」


この辺りの詭弁で回避しようと彼らはするんですね。
以前、本○透は未だにこんなのでメシ食ってやがるのか。みたいな事を言った際に、本○ファンから苦情のメールが大量に来たことがあります。


こういったカッカときた手合いには、例を出してわかりやすくお話しする必要があります。


A君の偏差値は82です。A君は余裕で東大に入る事ができます。しかし、A君はこう言いました。
「東大に入るつもりなんてないよ。」
B君の偏差値は45です。B君は東大にはどう足掻いても入れません。B君はこう言いました。
「東大に入るつもりなんてないよ。」


全然意味として違いますよね?A君はそれが成し遂げられる才能を持っているんですが、自分の選択によってその道を捨てている。他方のB君は、成し遂げられもしないのに、こういった事を言っている。俗にコレを「負け惜しみ」と言いますw


「やったら出来るんだけど、俺やんねぇし。」
みたいな、負けたときのダメージを最小限にするために、前もって言い訳をかましておく回避方法ですね。みなさんもやった事があるはずです。


で、こんな例を出したのはもちろん貴方はモテる能力があってそれを口にしているのですか?ということです。モテる能力が無いのに、こんな事を言っても説得力皆無です。


と言いくるめられそうになると、彼らが使ってくるのが、②の「モテようとするオタクはオタク失格」です。確かに、オタクの世界にも能力差があり、知識の量や技量で段階分けされてしかるべきです。モテようとするあまり、オタクとしての能力が低いままで、他のオタクに「こんな事も知らないの?」と、冷たい目で見られるのは仕方が無いでしょう。


ですが、モテようとする行為自体が悪いわけではないですよね?ここに論理的理由はありません。つまり、「モテようとしないオタクはオタク失格」だとか、一般人に「モテようとしない人間は人間失格」と言い返されても何も言えなくなるわけです。不毛でしょう?


最後の③は、自分の持ち合わせていない能力もしくは属性にマイナスイメージを付加して自分を高めようとする行為ですね。いよいよになった人が、最後の最後で私を攻撃すべく使ってくるパターンですね。勉強の出来る人間に、ガリ勉などと言って蔑む行為に同じです。これをやると、前にも述べましたが、全ての能力が否定できてしまうので不毛です。
参考記事『虚無なる壁生成の心理構造



結局、モテたい人は努力すれば良いし、モテたく無い人はそうすれば良い。互いの領空を侵犯し合う必要は無い。としか言えんでしょう。某作家が喪男うんたらとかいう本を出し、モテようとすることは愚かしいみたいな空気をだしてますよね。その理由として、思想家(本来なら哲学者と書くべき)はモテようとしていなかった。などと言ってますが、恋愛と結婚の視座よりでも触れたように、恋愛の形は時代ごとに違うわけです。


哲学者は妻のほかに、女性や男性を心から愛していた。そしてそれを許す風潮があった。
これは、妻や夫は、子孫を残すためだけの機関であり、恋愛とは別物だったからです。恋愛とは互いを認め合い、無償の愛を提供しあう中であり、性的な要素は含まれていなかった。だからこそ、男同士、女同士の恋愛が普通にあったんです。性行為をそこに持ち込むことはありえなかった。今風に言えば、プラトニックラブ(哲学者プラトン的な恋愛)といったところでしょうかね。ここに生命以外を愛する行為もあったわけです。


ですから、子作りと恋愛が太いパイプで結ばれた現代の「セックスプロセス」に基づいた恋愛とは質的に全く異なる。昔はモテるモテないと別に子作りをしていたわけですから、モテないと子作りが出来ない現代とは大きく違ってますでしょ?単純に比較できるものではありません。


・・・つまり、某作家の本はモテ無い事をやっかんで当り散らす人間を応援する妄想本であると。こういうわけですw

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