今日はプレミアムフライデーですね。もうすっかり定着といいますか、有名無実化した日ですが、それを笑い飛ばすのは簡単です。グチグチと責めて、経産省の役人、エリートどもはバカだというのは気持ちいいでしょう。その瞬間は学歴や職歴を逆転できますからね。もっとも、自分のなかで、だけですが。
で、本当に連中はバカなのかという話なんです。まあ、バカもいますでしょう。でも、人間的に致命的なのはどの世界にも一定数いるわけで、加えて役人を目指す人間は安定した後ろ盾が欲しくてなっているのですから、徒手空拳で世知辛い世の中を渡って行くぜ!なんていう輩は少ないはずです。だから、つまらないし、なにもできないのがフツウでしょう。
とまあ、批判するのであればですよ。我々徒手空拳の民間人はおもしろくって、なんでもできるのかという話なんですな。徒手空拳気取ったところで、どこかの会社に雇われているなら結局は彼ら役人と同じ立場なわけです。
役人は国の作ったルールを厳正に守って、処理して行くのが仕事です。そこに例外や人間的感情、独自の裁量があってはダメなのです。しかし、民間は違います。やろうと思えばなんでもできます。「今日からうちの職場は午前だけ仕事にしまーす」といえば、できるはずなのです。でも、できやしない。国家公務員のような巨大組織ならいざ知らず、社員が数名しかいないような零細事業所でもできやしない。なのに、イッチョマエに青い血の流れるエリート様を指差して笑うわけですな。遠目に見てどっちが滑稽か、という話ですよ。どちらが遠大で夢のあることをしようとしているか、ということです。
プレミアムフライデーはふざけたことだと思います。でも、それを実践できない時点で、彼らと同じ。ましてや、硬直しているはずの役人の世界からそんなお達しが飛び出して、我々民間が実践できていないことだって、十分情けないとは思いませんか。
人を笑う方法なんていくらでもあるんです。どんなに正しいことをいっても「ツマラナイ」と笑えますし、理想論を語れば「現実を知らない」と笑える。間違ったことをいった日には鬼の首を取ったように……。
プレミアムフライデー、そんなにダメですか。月末金曜が忙しいなら、月頭の金曜でもいいじゃないですか。勝手に民間でやればいい。金曜が休めない仕事なら、プレミアムマンデーモーニングでもいいじゃないですか。月曜日は午後2時から6時までしか仕事をしないとか。それくらい、工夫できるじゃないですか。人を笑えるくらい賢いなら。
なので、でっかいアドバルーンくらいにななったと思うんですよ。プレミアムフライデー。
オタクは月末金曜午前がお休みのほうがいいですよね。アダルトゲームを買ってから会社に行くのは度胸がいるでしょうけど。
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