オヤジのナイター論議の方がまだ聞きがいがあるってもんだ。 知った風なクチを利きたがる、永遠の中学生オタク共の祭典。正直げんなりする。
学問を知らん人間ほど学問を語りたがる。学問風な物言いや考え方を好む。
出来るワケがないだろう。調子に乗るのもいい加減にしろ。
学問なんてもものは30年単位でやり続けて視界が広がるものであって、
ちょっと聞きかじっただけで学問なんかにはなりえない。
サブカル研究家なんてのは恥ながら述べるべき『クズ学問分野』であり、学問分野として十分に確立されたとも言えない。偉そうに物を言ってる連中の顔ぶれや過去を見れば分かる事。大学の教壇に立とうが関係ない。ソイツはサブカルチャーってのを専攻して来た教授なのかい?と。
とまあ厳しく言いたいが、それが素晴らしい学問であり権威であると信じてる残念な人も多いし、そういう人たちの話を聞くだけで勉強になったと思っちゃうのが一般人なんだろうし。小難しい文法で面倒なテーマを扱った時にはコメントどころか荒らしも沸かない。人間ってのはそういうもんですよね。たまに沸いたかと思ったら、学問だと信じちゃってる残念な子。
何でこんな事を書いたかと言いますと、サブカルチャー研究をやってる俺カッコイイ!みたいなのが増えたから。文科省に言われて渋々作った学科や学部で急造学問を暇つぶし程度にさせられて、俺は最新鋭の学問をやったんだ!法哲学?日本文学?地理学、工学…なんぼのもんじゃい!ってのがわんさと出てきた。
産声をあげたばかりの学問で権威がそれほど存在しない為、自由に論じれる。趣味と実益を兼ねられる。今までに無い双方向な研究(学者だけのオモチャじゃない)が出来るなどで私は好きですが、どうやら彼らは最新鋭の学問を学んだ自分を権威化してしまっているようです。既に内部に矛盾を孕んでの船出。
だからこそ、確固たる権威の存在を否定すると怒り出し、他の学問分野的手法による「学問の手順」を踏もうとしても、「新しい学問だからそんな不自由にしないでくれ」と怒り出す。彼らが何を研究しているかと言ったら、何にも研究してないわけです。
そもそも新しい学問なのに権威化しようとして、権威化している事を指摘すると怒り出すような連中にまともな議論などできるワケがない。オタク分野は完璧。ネットは完全無欠。こう信じてます。これらに風穴を開けようとすると、権威に傷が付く事を恐れて必死に抵抗する。学者なんかじゃないんですよ。事実を冷静に見られないただの「狂信者」です。
真に学問として大成させたいなら、他の学問分野を知っている人間たちの力を借りるべきでしょう。タダのオタク風情が引き篭もってアニメを見る、マンガを読む。それで得た知識だけで偉そうに研究者を気取る。他人と自分の能力を比べる機会も無いし、比べて負けるのも嫌だから議論が衝突しだすとわめき散らすだけ。
自分が絶対だなんて思っている人間は大概「井の中の蛙」です。世間は広い。
大学の先輩を筆頭に、ベンチャー企業の社長さんや東大生、北京大からの留学生などの知り合いが居ますが、彼らはホントウに賢い。自分を恥じる程に。彼らと正面切って知恵比べをしても勝てないから地理学だのサブカル研究だのという搦め手で遊ばせて頂いている立場の私にとって、お山の大将さん達の自信に満ち溢れた姿は感動的です。なんたって「裸の王様」ですからね。
私自身、「裸の王様」みたいな物言いをしていますが、これはこっちの方が面白いからであって、身の程は知っているつもりです。こんなもん「ネタ」や「芸風」の類であって、雑文書きとしてはこんなもんじゃないかなと。まともな事を書いたら、頭の良い諸先輩方に勝てないんですから。勝ち負けでもないんですけどね。