昔のマンガは面白かったと言うと、最近のオタクは年寄り、懐古厨w等と言われてしまうわけですが、彼らは昔の作品を知らないっし、知ろうとしないし、知りたくも無いだろう。今が最高であって、以前は劣ると現実逃避をするのがオタクなのだろうか。オタクの歴史も知らずに何がオタクか。今の作品しか知らない人間よりはマトモな評価が下せていると自分は思う。
あれはひと財産だと思う。ジャンプとサンデーの二期黄金時代。
あの頃のジャンプは色々載ってましたが、今でも面白がられる作品とすれば、「るろうに剣心」でしょうか。ああ、今の世代が海外版「るろ剣」の空耳で喜んでるとかそういうんじゃなく、作品の出来でという意味です。
完成度は極めて高い。が、作者が若い。25くらいで描いているモンだから、端々に若さを感じる。一番感じるのは、作者がコミックス内で語っちゃったりするコーナー。あれは反感を買う。マンガ家は語ったらオシマイだ。どこかのゴーマン野郎を見れば分かるだろう。言葉を絵に乗せるのが面倒になったら終わりよ。絵によってやっと表現できていた物を、純粋な文章のみで表現するってのは難しい。言葉だけで映画の内容やニュースを伝えきれないのと同じ。語っちゃ駄目だ。マンガ家は語りだすと途端にカドが立つ。マンガ家としての成功の芽を摘みかねない。自分みたいに元々何にも守るものも無いアホウなら知らんが、わざわざアンチを増やさんでもええやろ、と。
あと、コミックスの表紙くらいは書き下ろせ。昔良く言われてましたね。
そして、今更完全版とか言って妙なタッチで書き下ろすな。
「誰だコレ」ってなもんで。腐女子が大好きイケメンに大変身。
涼やかな男前→四乃森蒼紫
優男→剣心
じゃなく、イケメン。女性的でも男性的でもない、記号としてのカッコイイ男の人。
現実に居るとかの次元じゃなく、男の人としても女の人としても評価出来ないマンガの中だけの生き物。萌えキャラみたいなもんです。そういう記号化された商業的に成功する顔立ち。時代か?
15年前のサンデーと言えばGS美神。今の絵柄より完成しているのは気のせいか。
これの新装版はどうもダメだ。昔の絵の方がスッキリとして見える。
実に涼やか。それが味だったのに。