何で秋葉原でこんな事を・・・。圧力団体が来たり、「誰あれ?」「安部と麻垣康三ともう1人じゃん。バッカだな~」というカップルが周囲を取り囲んで大騒ぎするなど、到底秋葉原とは思えない状況が展開されました。見ていたオタはやはり少なめでしたね。
麻生氏は、「秋葉原のオタクの皆さん!」と呼びかけて始めた演説についてですが、私の近くに居たDQNは、「ありえねぇ!」「あれアキバ系だろ?」「しらねえよ。見たこと無いもん」とか言って大爆笑でしたね。
さて、そんな人は放っといて麻生氏の発言の真偽を確かめてみたいと思います。乏しい情報の中でですので、どこまで麻生氏が本気なのかというところまで踏み込みきれないと思いますが取り敢えず。
麻生氏は外務省のスタンスとして日本の文化を利用した外交を狙っているようです。音楽や絵画などは国境を越えますから有効な手段でしょうね。これは後ほど外務省がバックアップした世界コスプレ選手権の部分で触れます。
閑話休題
演説の感想を聞くテレビ。左側は一般人代表、右は彼らが抱くアキバ系及び政治を知らぬ若者代表というステレオタイプでしょうか。分かったような発言をするよりも、右の方のように分かりません。ということの方が勇気がいります。最近はテレビのコメンテーターも知った風な口を利いてトンデモない事を言っているところを見かけますが、専門ではないことについては「分からない」とすることの方が大人の対応ですね。
どこかのジャーナリストや弁護士のように感情に任せた素人批判や知ったかぶりでは世間に誤解のタネをばら撒くだけです。とはいえ適当なことを喋ってもテレビの前の大半の人間は理解できない。つまり、知らないと言ってしまえば多くの人がこの人は何も知らない人間だと思いますが、ウソでも喋っておけば株が上がる可能性があるんですよね。しかし、そんな事をしていると本当の識者(テレビに出てくる自称識者ではなく)に相手にされなくなりますが。
さて、話を戻しましょう。外務省は過去にこういった事をしております。
つまり、この時から文化外交と位置づけてサブカルを押していたことになります。アキバに来たからオタク相手に良い事言っとくか。というようなその場凌ぎとは違うようですね。元々麻生氏がオタクの票を狙っているとしたら話は別ですが、オタクという存在を(一票を持つ)人間として認識しているのは現状、麻生氏だけのような気もします。
※麻生氏はそんな姑息な事をしなくても血縁者にかの吉田茂氏や大久保利通卿を持つ、政治家のサラブレッドです。オタクの票なんて狙わずとも議員にはなれます。オタクの好感度を上げれば一般人の好感度を下げかねないんですから首相の地位から遠ざかる気もしないでもないですが、絶対に通る人間の余裕なんでしょうかね。こういった票取りに走らない方は個人的に好きです。
オタクが圧力団体及び特定派閥の票田となり、その代議士が国務大臣職を持つような時代が来ればトップダウン形式でオタクの地位が上がりますね。私はオタクの地位向上を求めるという思想を持っているわけではありませんが、それはそれで面白そうです。一般人がオタクは自分達より下だと考えている概念、信条が自壊していく様を想像するだけで社会が混沌となることは請け合い。彼らはどのような対応をとるのでしょうか。今まで自分達がしてきた事を悔いるのでしょうか。
いやはや科学的興味に誘われての発言ですが趣味が悪かったですね(汗
オタクの地位向上を求める人間を革新派、オタクをそっとしておいてくれ。という昔ながらのスタイルへの回帰を求めるのは穏健派と私は勝手に呼んでおります。因みに私は穏健派寄りです。
もし本当に麻生氏がオタクが分かっているとすれば、オタクの周辺事情が変わってくるのは間違いないでしょう。吉と出るか凶と出るか。少なくとも、オタクはバカにしても良いという下地がある現在これ以上露出を増やすことは凶と出そうですね。
追伸・・・麻生氏はアキバ系と言わずにオタクと呼びます。これは認知度バロメーターの一つです。通常のメディアに触れただけの人間はアキバ系、A-BOYなどと呼びますので。A-BOYってオタ女の事を完全に無視した名称ですね。関係ないですが。