秋葉原で逮捕された男子学生。各報道局は秋葉原という特殊な空間的意義(場所イメージ)を膨らませやすい特殊性に目をつけて報道しているようですが、はてさて。
各民放はアキバで逮捕された事を大々的に報じ、NHKは都内で逮捕されたと、場所の特定を行わなかった。この対応は非常に大切。NHKはGJ!とでもしておくべきところ。
秋葉原で…と言うだけで、地理学的に言えば場所イメージが形成されている特殊な地域である事から、「オタク」という発想がつきまとう。
このイメージから自然に派生する物として、
・普段大人しい(マジメ)な人間はいつ爆発するか分からない
・オタクは猟奇的な事件を起こす
などがあるわけで。マジメな人間は突然キレるというイメージは、マジメな人間への妬みも相まって支持される事が多く、マジメな奴は地雷であるかのように扱われているのが現状。
マジメな奴→犯罪者予備軍
だなんてトンデモですわな。これがまかり通るなら、マジメじゃない奴は犯罪者って事で構わんかね?
事件の背景には、
・エリートだったはずの家族(両親が医者?)
・親の離婚と祖父母に預けられる数奇な運命
ってのがあるようですが、下はオタク=犯罪者というエンターテインメント性よりも劣るのであまり取り上げられていませんね。そもそも彼は本当にオタなの?全然証明されてないですし。
エリートや金持ち、博学、高学歴、マジメ…といった本来プラスの要素を持っている場合に、特定のイメージやレッテルを貼り付ける事は持たざるものにとって自然な行為。妬み、僻みの類です。本人達は気付いてませんが。
多感な時期に足を踏み外す要因が多すぎて、積もり積もって今回の事件に発展したように思えるのですが、そういった論は聞かれず。
オタクは… 恩 知 ら ず の 殺 人 犯 !!
で各報道機関は数字を取るんだろうな。警官が人を殺して自殺した事件だって十分大問題だし、こっちの方がウエイト重いと思うんだけどなあ。エンターテインメント性ですか?
面倒なので今後のTBSとかの報道は見ません。何か面白いネタがあれば教えていただけると助かります。