ビデオゲーム産業の産業立地に関する論文が完成しました。
論題は、『家庭用ビデオゲーム産業の企業立地』です。これで大仕事がひと段落。大体2万文字、原稿用紙で70枚くらいは書いた計算でしょうか。人生の財産として手元に残し、機会があれば公開、配布、出版したいなと。
10分程度の運動をすると、しない場合に比べて脳が活性化するという研究結果を筑波大学が~
うん。こんなことを記者会見を開いてまで報告し、NHKで大々的に取り上げられるんだから、自分の研究だってきっと価値があるに違いない。そう信じよう。 運動すれば気分がスッキリするなんてのは、経験的に分かりきっているし、理由は何となく想像できるんですが、誰もそのメカニズムを解明してなければ「してやったり」になるんですよね。
ドヤ街と路上生活者の研究や、鳥取砂丘が緑化の影響で狭まっており砂丘がなくなってしまうかもしれないという報告など、我が母校の地理学科教室らしい形式に囚われない論文が提出されていました。今までに無いテーマや、学者も思いつかなかったような研究手法が溢れ出てくる。それがルールを知らない若者の強さなのだから、その才能を自由気ままに伸ばしてやるというのは、今後の学問の為には必要なことだと思う。単なる優良企業向け人材育成センターになりたくなければ大学は研究の自由を認めないと。
ただし、こういった独創性と、勝手は違う。
どんなに自由な精神で書かれるべきだと言っても、やはり線引きというものがある。自分も良く分かっていないですし、きっと教授も確たる答えは持っていないんでしょうが、「これは地理学じゃない」だとか、「これは論文じゃない」というものがあるんですね。
「クソゲー」の評価に近いものがあります。これこれこうだと、
クソゲーである。みたいな定義は無いでしょう。程度問題というか。
これとは逆に、これこれこうだと良ゲーというのもなかなか。
穴が無いのが良ゲーか、尖がったのが良ゲーか。みたいな。
でも、何かを基準に評価がされるているわけで、その何かってのが不思議ですね。
機会がありましたら私の出来のすこぶる悪い論文を参照してみてください。
それがきっかけで(こんなモン俺でも出来るわ!とか)、学問、特に地理学が発展すればこれ以上嬉しい事はありません。新しい学問分野、新しい研究の支援は今後も続けて参ります。面白い研究結果が出たらば是非教えてください。世の中にそういった情報が出て行かないことほど悲しいものはありません。