×声オタ
○アニメにも出ている容姿の綺麗な女性の追っかけ
認識の部分で世代間の問題が最近とみに感ぜられる。 日高、林原、かない、井上…と言えば分かりますよね? 最近の子は知らないと言うし、知っているオタクを古いだの何だのと言い、声優に限らず古いものを酷く毛嫌いする。
あれは、自身の無知を認めたくない正当化行為なんだろうなぁ。
そりゃハンパなオタクばっかになりますって。
そんなのを知っている方がおかしい、キモいで片付けちゃうんですもの。
何が楽しいんだろう。知識も趣味の幅も全く広がらないんじゃないの。
かつては堀江、釘宮、それから平野、最近は水樹しか知らないような、九官鳥が増えましたねぇ。水樹なんて古株だろうに。
少なくとも、田村とか野川とか、あの辺までは勘弁しろや。
知らないってどういうことなの。
『水樹?ああ、近藤か。「シスプリ」良かったよねー』とか言わせてよ。
(水樹奈々の本名は近藤奈々)
水樹奈々が好きです!とか言ってるのに、何にも知らない。
今までは、オタクとしての知識水準に達していないとしてそういう輩を見てきましたが、何年経っても自称声オタは全く知識が増えてなくて、ちょっとアニメを見て知っているだけで、進歩が無い。オタクとしてのレベルと言うよりも、人間としてバカだと認識を改めるべきだと思う。浅い知識で満足しているのではなく、それだけの頭を先天的に持ってないのだと。
普通、好きな物については詳しくなりたいと思うだろうに、一切そういう行動をとらない。とらないのに、プライドだけは一丁前で、自分より知っている人間をキモいだのと切り捨てるんですから。人としてそもそもアレなんだと思われる。
最近の声優のドマイナーな人間を数人知っているくらいで、何でそんなに偉そうなのか。又吉とか言われてもわからねえよ(分かるけど)…。
それ以外の大御所は分からないし、アニメの声を聞いて、これは誰だとか分かんないらしい。駄目絶対音感を持ってるのがアニオタの絶対条件じゃなかったか。
その新しい声優についても、自分より知識無いし、声オタって何なんでしょうね。
ここ数年で定義が大きく揺らいだように思う。
そういうの(アニメの声)じゃなくて、自分は歌(音楽活動)でうんちゃらかんちゃら…。とか言うんだったらさ、声オタって言わないでもらえるかな。アイドルオタクと宣言してくれ。ステージ上の事しか興味ないんでしょ?
オタクとしての錬度が低くなるにつれ、浅はかな連中ほど、こういう傾向(声オタ≒アイオタ)が強いように思う。かつては能動的に声を追ってオタクをやっていたが、最近はこの声優が出るアニメはコレとコレ、ライブがいつどこそこで…と商業的に強く打ち出されるから、受身で全然問題ないからだろうか。
かつて、林原を追い続けていた間、音楽活動をする林原を酷く毛嫌いする声オタが居た。異質な存在である事は確かで、そういった批判もあろうと思っていたが、まさか自分が同じような事を言うハメになるとは。
1、2年ほどアニメを見たくらいでなーにが語れるんじゃ!と思っている同年代、30、40代の方々が居られるのではないでしょうか。
私の年代より少し上までなら、アニメの供給過多時代より以前でしたから、何だかんだで供給されているあらゆる作品を見知っていると思うのですが、最近はそうはいかない。見る物、見ない物を最初から分けてしまうでしょう。
そして、見ないものに関しては知らなくても構わないということになる。
これが決定的にオタクの価値観を変質させたのではないか。
「知らなくても良い」というのは、自分の興味のあるものだけに触れ、それ以外にアンテナを張らなくても良いという事。知らない物はキモいだのと言い切るのですから、それはそれは視野が狭い。派閥抗争を繰り広げるのも、かつての「らんまうる星論争」などではなく、知らない物は自分の知っている物より劣っているに違いないという、妄想によるのではないか。どこに行っても中身の無い宗教戦争の様相を呈するのは、敵と認識される物を全く知らないからではなかろうか。過熱とも言えるであろう熱狂ぶりも、情報に踊らされるダンサーぶりも全て、無知からくるものではないか。
だとしたら、残念で仕方ありません。受動的で無知なオタクなんて、何も残らないじゃないですか。ただの気持ち悪いバカなんて、生まれてくる意味があったの?と問われても仕方が無いでしょう。
まあ、昔からそうなんですが、「アイオタ」ってのはずっと変わらず一目で見て分かりますからね。酷く目に付くだけなのかもしれませんが、それにしたって目立つ行動を取り過ぎるわな。
かつて某アニメ雑誌に声優の顔写真一覧が付いたりしましたが、井上…チクショー!!みたいなのを味わったりしないんでしょうね。彼らが追ってるのは顔ですものね。そういう部分でも、「声」オタではない気がするんですよ。見ない方が良かった。見ないのが基本。とか、そういう不文律、ありませんでしたか。