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私がハウツー本を読まないたった2つの理由

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シリーズ私はハウツー本を読みません。ここでのハウツー本とは、基礎的な知識やルールブックのことではなく、このようにすれば成功する!などのサクセスストーリー本です。このサクセスストーリー本について批判的なスタンスをとっておられる方も多数でしょうが、私はそれ以外に読まない理由を持っています。


【ハウツー本への「一般的な批判」への批判】

ただ漠然と斜に構え、読んだって仕方がない。読む価値がない。
読む奴はバカ…などと決め付けていませんか。
読書をしない人間がする人間を貶める行為の恥かしさは、こう言い換えると分かり易い。
「勉強する奴はバカ、勉強しない方がカッコイイ」
その学び方をどうこう言うのであれば構わないが、学びもしない人間が学ぶ人間をバカにする。
学歴を否定し、個性を尊重し、結果個性的で素晴らしい人間が形成されるのであれば私は何も言いません。仮に個性的で素晴らしい人間になれなくとも、努力をしているのであればその経験は人間を育てるのに十分な肥やしとなったことでしょう。

しかし、多くの場合そうではない。全く学ばず、何もせず、ひたすらに斜に構えて世間を見下し、学歴を見ては笑い、スポーツを見ては笑い、鏡に映る自分は見ない。
そういった人間がどういう末路を辿っているか、何となく耳にしているのではないでしょうか。
強制された学び(「勉強」という言葉は勉を強いると書きますし)に対する反感の先に、対案があれば良いのですが、ただただ苦しさから逃げる為に否定し、対案として何もしない自分を肯定してしまう。周囲を低く見、自身を高く見る。私にもそういうきらいがありましたから良く分かるんです。中高生、大学生、20、30の貴方より、私の方がそういう考えの先にある「苦杯」の存在を知っているかもしれません。

そんなものは批判でも何でもない。一言で言えば「バカ」なのです。
どこぞの黄色いくまさんでもないのに、「なにもしてないをしている」では通らない。
何かをする為に学ばない。読まない。正当な読まない理由や信念が無い以上、批判する立場にはないと思っています。

確かに成功者の本に群がる連中は、売文ゴロ(私もその端くれ中の端くれですが)の口八丁手八丁に乗せられている感は否めませんが、何の根拠も無く学ばない連中にどうこう言われ、下に見られるほど落ちぶれてはいませんよ。

成功者への妬み、やっかみから来るアンチ思考と、素直に物を受け取れる人間。一概にどちらが優れているかは本人次第なので言えませんが、人から教われない人間は大体、成長が遅いですよね。一度、心酔できる立派な師を持つ事をオススメします。自分の矮小さを知れば、きっとリスタート出来るはずです。私は幸い、18の時に立派な先輩と教授によってリスタートする事が出来ました。
(というサクセスストーリー的なものも反吐が出る!と思っちゃうんでしょう?良く分かりますよ。そのスタンス)

【私がハウツー本を読まない理由】

理由を持っている人間が着地点として選ぶもの。
最も多いであろうと思われるのがこれではないでしょうか。

この本を読んで皆がマネたら結局意味なくなっちゃうじゃん

でしょう。確かにそうです。同じ手法をとる人間が増えれば効果は薄まるかもしれません。しかし、私はこれには疑問を持っています。同じ方法をとる人はきっと出てくるでしょう。しかし、とらない人も出てくる。コバンザメ、二匹目のドジョウを狙うなら考えても良いのでは。また、この手法はもうやられたのか。と、今後に活かす事も可能かもしれません。

その方法だったから本当に成功したのか?

さて、世界には数多の成功と、それを遥かに凌ぐ失敗があるわけですが、成功した物に理由を後付する事は出来ても、失敗した物に理由を付ける際、ちょっと困った事が起こります。良く似ている、むしろこちらの方が良い。なのに競争で敗れたという、「運」「時流」という要素が絡んだ場合、理由付けに「運」だとかと書くのでしょうか。

つまり、たまたま成功しただけの物を捕まえて、こうだから成功した。
と言っているのであればどうでしょう。たまたま失敗した物の方が価値があったかもしれないわけです。失敗したものの話は出てきませんから、この成功談だけが燦然と輝き、その人物が崇められるわけですが、そんなラッキー以外の何物でもない物を読み、真似たところで同じような旨みを味わえるのか。

この「たまたま」という物がミソでして、そんな事を実践するくらいなら、基礎をしっかり固めて、頭に、脳に汗をかきかき、幾つもの手法でアプローチした方が良いのではなかろうか。発想力を鍛えるなどと言った物、自己啓発関連の物も同様です。最後は運です。思いつくために懸命に努力をすれば、思いつく可能性が高まるだけで、必ず思いつくわけじゃない。思いついても「たまたま」失敗するかもしれない。

読もうが読むまいが、何も変わらない可能性が大ではなかろうか。
もちろん、成功者の話を聞いて身が引き締まる思いだ。などと感動を得る事は構いません。
しかし、過度に成功者の話を見聞きして期待、実践するのはどうかと。
小さい頃に考えていた物語とそっくりの小説や、マンガに出会ったことがありまして、自分があと10年早く産まれて居ればな…などと思ったり。結局は運と時流なんですよ。持って生まれた星に委ねるほかありません。

読んでも読まなくても努力しなければならない事に変わりはなく、当たるかどうかの可能性は殆ど微動だにしないのだとしたら?ハウツー本を読む事が無駄な気がしませんか。

【蛇足】

という知識を仕入れ、今再び自己肯定に走ろうとしている皆さん。
それだけは辞めた方が良い。学ばない理由、何もしない理由として私の考えを拾うくらいなら、ハナッから、頭ごなしに「こんなもん読んだって意味ねーよな!」と言って捨て置いて下さい。私の論が学ばずのスパイラルに落とし込み、偏見を堅固にしてしまうくらいなら、無視して欲しいわけです。

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