・優秀な営業マンに対する誤解
世の中の人のほぼすべてが、優秀な営業マンを「自分にとって都合のいい営業」と勘違いしていると思う。
優秀な営業マンかどうかと、自分にとって都合がいいかどうかはまったくの別問題。
優秀な営業マンはどうして優秀なのか。
それは当然、たくさんの契約をとっているからでしょう。
人間性なのか、緻密な計算なのか、強引な方法なのか。
それは分かりませんが、優秀な営業マンはとにかく契約をとります。
そして何より注意すべきは、彼らはいずれも効率よく「契約をとれる人間を見極める力」を持っているということですな。
この点に気付いていない人は実に多い。
つまり、妙なことをいったり、無理難題を吹っかけたりするような客だと思えば手を引くか、
適当に仕事をして、他のお客さんに力を入れることになる。
いいお客さんに対しては全力で仕事をしたくなるものですし、
そういうお客さんの周りには、潜在的ないいお客さんがいる場合が多いので願ったり叶ったり。
優秀な営業マンは配慮を欠かず、支払いもよく、最初からイメージがしっかり固まっているお客さんを多くかかえているもの。
そういうお客さんは手がかからないので、余った時間で更なる配慮やほかのお客さんに会いにいくことができるわけで、忙しい営業マンは当然好みます。
優秀な営業マンは、優秀な顧客しか相手にしません。
運よく優秀な営業マンに当たっても、あなた自身に何らかの問題があれば、優秀な営業マンは優秀ではなくなってしまうわけです。
人のせいではなく、自分のせいで自分の首を絞めている可能性を考えてほしいものです。