アキバブームはひとまず終焉を迎えている。という傾向があるようです。しかし、それは、最盛期に比べれば。という事。昨年の今頃に比べれば明らかに荒れています。最初に結論から申し上げれば、過熱は終わろうとも一般人は去らないでしょう。
一般人は今までアキバの楽しみ方を知らなかった。厳密に言えば、今でも本来の楽しみ方はしていない。楽しんでいるのはアキバ風である。このことについては、止まらぬアキバの形骸化で紹介しました。
今まで知らなかったテーマパークや観光地が身近にあれば、行ってみようかな?と思うもの。そういった観光客的な人間は一過性であるのでさほど問題ではない。しかし、今まで「アキバに行くのはキチ○イ」とか、「キモイのがうつる」と言って敬遠していた人間の中には居座ってしまう人間は少なからず居る。
アキバには意外と食事どころがあり、他の場所との連絡も良い。交通手段が充実しているのである。それに加えてカフェが出来、ヨドバシが出来、クロスフィールドが出来た。一般人にとって非常に居心地が良い街であることがわかってしまった。
分かってしまえば、来る人間、居続ける人間が出てくるのは当然。認知されなければ人は動かないが、してしまえば動いてしまう。知らなければ地雷原を歩くことが出来るが、知ってしまえば歩けないように。認知が人を変える。
また、歩行者天国が今でも継続されており、しかも無法地帯となっている。先週の日曜は、歩行者天国で座り込みタバコや弁当、酒を飲み、そのゴミを撒き散らし、パラパラを踊る集団を見かけた。既に無法地帯を通り越して無法痴態である。
アキバはオタクが自分を表現する場所であるべきであり、音楽やダンスで夢を見ている人間が自己実現をする場所であってはならない。
なぜか?それは、オタクはアキバに引き篭もっているからである。最後の砦なのだ。その最終拠点を潰されてしまうわけにはいかない。世の中の99%がホームグラウンドである一般人にはわからない価値観なのであろうが。
一般人との交流自体がアキバに悪影響を及ぼす。彼らの前でエロイガレキや同人を買えるだろうか?私は少し心苦しいです。
A「何この胸?マジデカイんですけど!」
B「ありえねー!」
C「こんなので興奮するわけねえじゃん!!」
彼らの前では買えませんでした。
彼ら一般人とアキバの中央通りと昭和通りで住み分ければ問題ないんですが、そうもいきませんしね。彼らが居るだけで恐らく数~十数%は消費に影響が出ているはず。
とはいえ、一般人が流入したためその分を補っているんでしょうが。
クリエイター集団的都市要素を持つアキバのオタクにとっての住み心地が悪くなるという事は、クリエイターの才能を持つ人間が雲散霧消する可能性がある事を暗に意味しています。
アキバはその街が素材なのではない。そこに集まる人間が素材であり、財産なのである。それに行政は気付いていない。大きな前衛的なビルを建てれば済むと考えているのだろうか?
産学連携などと歌っているが、それはアキバに集まる知識的財産あってこそであり、ソレを無視して周辺の大学と仲良くしているようではそのうち大きな魚を逃すことになる。
時間が文化を産み出すのではなく、その時代に生きる人間が文化を生み出すように、街が何かを産むのではない。人が物を作るのだ。
今後も変わらず一般人が来続けるであろう。昨今はネットで買い物が済むわけだから、一部のオタは来なくなる。次第にアキバの牙城は崩されることは容易に想像できる。
そうして、別段他の街と変わらない状況へと変質させられていくのであろう。つくば市は風車問題を早稲田大に丸投げしたために7億程損失を被っている。私が言うのもなんだが、大学の研究機関などたかだか知れている。
地形や風速調査、水質調査などのフィールドワークでは適当な数値を読み、数値整理や文献調査などのデスクワークでは読み飛ばしたりするものですから。大学生は儲かりませんから、平気でそんな事をします。大学を信用する方がマチガイ。
大学と連携すればアキバから世界を変えられる!という事も非常に浅はかで希望的観測。行政の偉いさんと大学の偉いさんが考えてこの程度なのか、それとも利権が絡んでいるのか。
いずれにしてもアキバの先住民族を無視し、その有効活用法を知らない彼らはちょっと使えないですね。大学だけではなく市民から科学者を募集しなければ、社会の現状は分からない。
一般人と行政によるオタクの同化政策。個人的には認められない。
土日はアキバに行きたくないって方は是非ワンクリを~。
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