オタ文化とは、ゲームやアニメ、マンガなどの総称として少し前から使わせていただいている単語です。また、諸悪根源論なるものはありませんが、オタ文化のせいで犯罪の仕方を覚えるから、規制せよ。という考えがあるようですのでその考え方をそう呼ぶことにしました。呼び方がないと何かと困りますんでw
さて、オタ文化諸悪根源論の仔細を書きましょうか。
ゲームでは主に暴力シーンと性を扱うエロゲーが目のカタキにされています。それは、人の殺し方や、女性を暴行する手段を教えているようなもので、こんなコンテンツがあるから犯罪が増えているんだ!というもの。増えてませんからね。殺人も強姦も。若者に至っては激減ですからね。
若者の重大犯罪は減ったかも知れないが、軽微な犯罪(検挙されていないが法に触れているもの)は増加しているじゃないか!
というオジサマがおられますが、軽微な犯罪は今も昔も統計に載っていません。なので、昔より今の方が増えているかどうかはわかりません。ちなみに、「実感として増えている」なんてものは許されませんからね。
もし、仮にですよ?軽微な犯罪が増えていたとしても、重大犯罪は減少しているんですよ?犯罪を犯す若者が重大から軽微にシフトしたとしたと考えれば喜ばしいことじゃないですか。まあ、本当に喜ばしいのは犯罪がなくなることですけども。
ハナシが脱線してしまいました。つまり、ゲームによって悪いことの仕方を覚えるからダメだ!と言っているんですよ。
でもですね。諸悪根源論者は何かと本を読むことを勧めるんです。小説などは彼等が勧める中でも大きなウェイトを占めています。では、小説にはそんな悪い事を覚える要素が無いんでしょうかね?小説は良い影響ばかりを与え、ゲームにその要素は一切なく、悪いものである。なんて言う単純な思考で考えられるほど容易い問題なんでしょうか?
こんな事を言っている方もおられます。
●「ゲームは駄目だが、小説は良い」by芥川賞作家
(見つけた場所DAIのゲーマーズルーム様)
しょうがないので、国内作家では江戸川乱歩さんや芥川さん、阿佐田哲也さん、最近話題の松本清張さんなんてのは発禁処分にしましょう。私は好きですけどね?残念ながら、あまりいい影響を与えそうにないので。
推理小説は大概人が死にます。しかも、巧妙なトリックが含まれて居ます。もし、トリックが通用するか試してみたい!なんて人が出てきたら困りますもんね。ハイ、発禁。
阿佐田哲也さんは、無頼の博打小説書きです。純文学もお書きになられたようですが、やはり博打小説の方が個人的に好きです。しかし、博打だの、女を買うだのって言葉がバシバシ出ます。ですから、しょうがないので発禁です。中央公論新人賞、川端康成賞、直木賞他を受賞した作家の本も発禁ですね。
松本清張さんも公序良俗に反するので上と似た理由で発禁処分。
アイザック・アジモフ、アガサ・クリスティ、エラリー・クイーン、アーサー・コナン・ドイル、エドガー・アラン・ポー、モーリス・ルブラン等、名探偵コナンの巻末カバー裏に出てきそうなミステリー作家は全滅の方向でよろしくお願いいたします。
余談ですが、私が中学時代若気の至りで書いた同人小説「狂熱の骸」も発禁です(宣伝)w
とまあ、悪いことに使われる可能性があるなんていえば、ありとあらゆるモノが規制されなければなりません。カナヅチや包丁なども売らない方が良いんじゃない?なんて言ってみたり。
小説かゲームかなんて「イレモノ」の差であって、巨視的に見れば些細なものでしょう。自分の文化の方が優位だとか、歴史が長いから正しい。なんて価値の基準では到底真実は見えてこないと思いますけども。
良いか悪いか?という二次元論ではなく、もっと大人な玉虫色な回答でも良いじゃないですか。
真実はいつも一つとは限らない!「大人な意見」(by勝手に改蔵)
というわけで、小説のハナシなので趣向を凝らした締めに。元ネタはコナンですよ。皆さんw
じっちゃんの名にかけてゲームは悪くない!という方は是非ワンクリを~。
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