本を色々買ったのでご紹介します~。その中の一点がコレです。今回は簡易更新期間中ということで、普段よりもただの日記テイストが強いですのでご注意を(汗
流行に乗っかって・・・という商業主義バリバリの新書を発見しました。内容は、とんでもなくしょーもないです。まぁ、クラシック好きには面白いのかもしれませんが、「萌え」とか「ツンデレ」とか言い出すわけですが、これがまた本質を知らないのに売り上げを伸ばすための単語としてだけ使ってるんですよね。
もえもえもえもえ・・・うるせえ!!1112213141!!!!!!!
ってな感じです。自分の好きなアニメだとか、マンガだとかで普通のオタクが語ってるようなレベルです。いえ、オタクの作品論の方が私の専門なのでまだ嬉い。これで本が出せるんだったらラクなモンですねぇw
わざわざ面白くない香りがプンプンする本を買う私(自爆スキーです)を誉めてください!
あと、今回は書店に溢れる若者バッシング系新書を仕入れてきました。
「働こうとしない人たち」「ネット王子とケータイ姫」
「オレ様化する子供たち」「若者はなぜ怒らなくなったのか」
(以上4点中公新書ラクレ)
「なぜ大人になれないのか」(洋泉社)
私は個人的に感情論や印象批評が嫌いです。その中にも真理はあるのかもしれませんが、そういったものの大半が、同じ手法で反論できてしまう程度の低いものばかりだからです。
年寄りは、若者は本を読まない。と言いますが、(今日も水道橋駅で聞きました)本当に読まないのか?大体、骨格がおかしいから若者は退化するンだ。とか、ゲームで脳がとか、根性も才能も団塊に比べて低いだとか書いてある本を何で若者が買い、そして読むでしょうか?
年寄り&団塊はこの手の本で満足するようですが、これはもう書き手も年寄り、読み手も年寄りという自慰行為じゃないですかね?
今や知識は大学の教授や医者、政治家などが独占するものではなくなりました。知識のシフトが起こった訳です。となると、年寄りと若者の知識が肉薄するわけですから、権力もシフトするハズです。にも関わらず、旧態依然として出版すなわち、物を書くのは年寄りだけの仕事と言える状態が続いていますし、メディアの荒廃は目にあまるものがあります。他にもあらゆる既得権を老人が押さえ込んでいます。
押さえ込みを行う老人は大概、貪欲な人間です。老練という言葉が似合う素晴らしい完成した大人ではなく、そこに居るのは玩具を手放したがらない聞き分けの無い子供です。結局、少数派の立派な老人と若者が苦しんでるんですよね。
自分達の世代の優秀さを示すために若者を無根拠、無軌道に叩く時代。生きにくいですねぇ。